1943 年ロサンジェルス(米国)生まれ、フラッグスタッフ(米国)在住。知覚心理学をはじめ、数学、天文学などの自然科学の諸分野と美術史を学び、1968 年から71年までアメリカ航空宇宙局研究所に勤務後、光を用いた実験的な作品の制作をスタート。また、飛行機の操縦体験からの影響も作品制作に伺える。ジェームズ・タレルは一貫して、光を素材として用い、光を体験する様々な空間を提示することにより、私たちの内奥にある感覚に働きかけ、知覚の本質を問いかけることを探求し続ける。代表作に1979年から今も制作中の「ローデン・クレーター」・アリゾナ、2000年「光の館」・新潟、地中美術館にて公開されている2004年「アフラム、ペール・ブルー」「オープン・スカイ」「オープン・フィールド」があり、以後、世界各国での作品展示に加え、数々の賞を受賞。2013 年には、米国大統領オバマ氏からも「National Medal of Arts」を受賞している。