略歴
1943 年ロサンジェルス(米国)生まれ、フラッグスタッフ(米国)在住。知覚心理学をはじめ、数学、天文学などの自然科学の諸分野と美術史を学び、1968 年から71年までアメリカ航空宇宙局研究所に勤務後、光を用いた実験的な作品の制作をスタート。また、飛行機の操縦体験からの影響も作品制作に伺える。ジェームズ・タレルは一貫して、光を素材として用い、光を体験する様々な空間を提示することにより、私たちの内奥にある感覚に働きかけ、知覚の本質を問いかけることを探求し続ける。代表作に1979年から今も制作中の「ローデン・クレーター」・アリゾナ、2000年「光の館」・新潟、地中美術館にて公開されている2004年「アフラム、ペール・ブルー」「オープン・スカイ」「オープン・フィールド」があり、以後、世界各国での作品展示に加え、数々の賞を受賞。2013 年、米国大統領オバマ氏から「National Medal of Arts」を受賞。2021年には、第32回高松宮殿下記念世界文化賞を受賞している。
展覧会(抜粋)
1976 | アムステルダム市立美術館 |
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1980 | ホイットニー美術館(ニューヨーク) |
1982 | イスラエル美術館 |
1983 | パリ市近代美術館 |
1985 | ロサンゼルス現代美術館 |
1989 | ニーム美術館(フランス) |
1990 | ニューヨーク近代美術館 |
1991 | 現代美術文化センター(メキシコシティー) |
1992 | スプリンゲル美術館(ハノーバー、ドイツ) |
プラハ城ロイヤルガーデンズ( チェコ) | |
イスラエル美術館(エルサレム) | |
1995 | 水戸芸術館現代美術センター |
1997 | 埼玉県立近代美術館 |
1998 | 名古屋市美術館 |
ヒューストン現代美術館 | |
ブラウン財団ギャラリー | |
世田谷美術館(東京) | |
1999 | MAK(ウィーン) |